■食レポート講習会 参加レポート(牧さん)
−食レポート講習会−
ゆふいんで早春の夕べを楽しむ 〜亀の井別荘 湯の岳庵〜
3月半ばの日曜、この日は冬に逆戻りしたような寒い日だったが、
いただいた料理は春をいっぱいに感じさせてくれるものだった。
■本日の献立
 焼きしいたけ
 山菜いろいろ
 かさね湯葉
 かぶのスープ
 お造り−コイ・マス・ヤマメ−
 春のサラダ
 豊後牛のわさびソース
 菜の花丼 
 シジミ汁・おしんこ
 葛きり
店内に並んだ新鮮な食材
■大分名産のしいたけ
まずは大分名産のしいたけ。生でも食べられる特別な品種のものを七輪で焼く。石づきが長く立派なしいたけから、じわじわと水分がでてきたら食べ頃だそう。味付けは塩だけ。これにカボスを絞ってかぶりつく。しいたけの甘さがじゅわっと広がる。かさの部分を食べたら、もう一度石づき部分を炭火であぶって今度はしこしことした歯ごたえを楽しむ。
■山菜いろいろ
『山菜いろいろ』は「野びるのぬた」「稚アユの揚げ物」「つくしの卵とじ」と春の訪れを感じさせる三種。それぞれ地元大分でとれたものだ。野びるは、群馬のいなかで小学生の頃よく抜いて遊んでいた。九州でも同じように酢みそで食べるのかと思いながら、しゃくしゃくと噛みしめる。稚アユは小さいのにアユのほろ苦さがしっかりと味わえ、つくしの淡いしょうゆ味もどこか懐かしいものだった。
かぶのスープは白い器に木のスプーンで…
見た目どおりのやさしい味。
コイ・マス・ヤマメ 目にも美しいお造り
地酒「智恵美人」によく合う。
春色のサラダには自家製たまねぎドレッシング。
クレソン、玉ネギ、ニンジン、セロリ、トマト、
パプリカ、紫キャベツetc…
色とりどりの野菜が何種類入っているのだろう。
料理が佳境に入る頃、辺りもだんだんと暮れ、窓の外に静けさが漂いはじめる。
お酒も入って、ほんのりいい気分になってきた。
■豊後牛のわさびソース 
肉のやわらかいこと!
レアの加減もちょうどよく、
わさびのぴりっとした味が肉のあまさを引き立てる。
おなかも満足。お昼抜いておいてよかった…
■菜の花ど〜ん
御飯のうえに錦糸玉子、ゴマ油で軽く炒めた菜の花、カラスミの珍しい一品。でも味は以外と家庭的。
食事を終えて外に出るともうすっかり日が暮れていた。
この幸せな気持ちのまま、駅までひとり歩いて帰ろう
由布院の休日の喧騒も静まり、暗い夜道に浮かんだ三日月。
「今度は誰と来ようか」と底冷えのするなか足早に歩いた。
2005.3.13 Reported by 牧